薄い陽だまりに身を寄せた 白い息の日々 消えていった 綿菓子みたいに淡く解ける雪 さらさらほどけて手繰ることもせず 「またいつか」ばかり 有限の時間 底が尽きるまで空を漂って あの時あの場所でこうしてたら 膨らみ続ける自己否定 嘘みたいに澄んだ景色が歪んだら 轍のまま前に進んで 役立たずの経験が増えてきたら さよならを言うよ 曇ったガラスに言葉を綴った 消えてく文字から涙が流れて 白すぎる世界 音はなくて 自分の中だけ響いてる 悴む手に残る感覚だけが今もずっと 心縛って 迷いのない迷いを振り解いたら 星空が見えた 薄い陽だまりに身を寄せた 白い息の日々 愛しくて 嘘みたいに澄んだ景色が歪んだら 轍のまま前に進んで 役立たずの経験が増えてきたら さよならを言うよ もう会えない季節へ