鏡に映った自分に よく似た顔が見ている 押し殺してきた分だけ 荒い呼吸に浮かされている 探していた「本当」は 終ぞ見つからないままで 極彩色の理想で眼の前が翳るだけ 代わりの利くような生だ 秤に掛けられることさえも 望んでしまうな 終われないまだ 使い捨てる命さえ 燃やせない僕じゃ偽物のまま 終われないまだ 変わらない未来と 張り付いた嘲笑を塗り替えるまでは 思い描いていた「あの日」は 疾うに通り過ぎてしまった 極彩色の理想が路傍の石へと 果てただけ 人間で在ることでさえ 僕には難しいんだよ それでもこの瞳に映る あの光に触れたいと願ってしまった 終われないまだ 使い捨てる命さえ 燃やせない僕じゃ偽物のまま 終われないまだ 変わらない未来と 張り付いた嘲笑を塗り替えるまでは 足掻いていたいんだ