電車の中椅子に座って そっぽを向いてる 昼下がりの日が差し込む 影が一つ歌を歌ってる 揺れる体抵抗もせず 荷物と一緒に並んでゆらゆら これまでのこと思いふけながら 流れる景色見つめてるだけ 足枷が外れて世界を飛び出した 線路が連れていくままゆらゆら トンネルを抜けてもまだまだ行く 先は 見えない地平線の彼方 点字ブロックのそばでずっと 待ち続けていた 誰もいない駅のホーム ステップ踏んで左右にぶらぶら 線路の上で見上げた景色は 見たこともないくらいの星空 ぷつんと線が切れて世界を飛び 出した 線路が連れていくままぶらぶら 暗闇を抜けたらそろそろ終点だ 荷物をまとめて降りなきゃ