さぁ お別れさ いつもの日常に手を振って 窓を開けた うららかな日和 やぁ 近所に住み着いた野良猫にあいさつ いつも通りの駅へ歩いていく スクロールされていく ありふれた 現実をクロールで掻き分けていく 白昼夢 息継ぎさえ忘れて そう 始まりはいつでも澄ました顔をして 震える手を 無理矢理引いていく 見えない不安 心の準備が できていようとなかろうと 時は進んでいく スクロールされていく ありふれた 夢をクロールで追いかけていく 白昼夢 溺れてしまう前に… 繰り返す言い訳が今日を 明日へと繋げた ぬぐえない後悔ならば このまま連れていく スクロールされていく ありふれた 僕はクロールで泳いでいく 白昼夢 息継ぎさえ忘れて