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呪詛

Track by城戸胎生

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0
  • 2022.02.14
  • 3:25
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歌詞

絵馬の紐を片っ端からハサミで 断ちたい 公共施設の壁にインクをぶちまけて 存在証明をしたい 大量殺人の最高記録を 更新してみたい 流行りの歌なんて全部ゴミだと 罵ってみたい 言い負かされた人間の惨めさだけを 寄せ集めたい そこから復讐という名の核弾頭を 落としたい 人気者のあいつが裏では レイプしてるって噂を吹聴したい そいつを集団で無視して誰からも 愛されなくしてやりたい リムーブ・ブロックしてきた 人間の名前を声高に叫びたい 反故にされた弱さを 武器に強いものいじめをしたい 気持ちを逆撫でしたあいつを頭から 逆さまに生き埋めてやりたい 今まで「死ね」 と言われた数だけあいつの大切な 人を葬ってやりたい 自身の罪をひた 隠しに寄ってたかって罪人を責め 立てる偽善者たちを 徹底的に糾弾してみたい おもちゃ箱をひっくり返したような 音楽を賞賛している馬鹿な 大人たちの腐った耳を 引きちぎりたい 胸ぐらを掴んで 脅してきたあいつの 人生がろくでもない結末を迎える 瞬間に立ち会いたい つまんねえ話ばかりしてくる 同級生の必要のない舌を 引っこぬいて散り散りになるまで 切り刻み続けてやりたい あざとい被害者面を引き裂いて 内に秘めた加害者面を暴きたい 踏切のダンスフロアで踊らせて 轢かれる頃に拍手喝采を起こしたい 来た道の長さだけを正解と 信じてやまないその硬い頭に大きな 穴を開けてやりたい 信号無視をする大人たちが 一斉に車に轢かれてくたばる瞬間を 目の当たりにしてみたい インターネットの中でだけ雄弁な 画面越しのあいつの指を引っこ 抜いて永久に文字を 打てなくさせてやりたい 煽り耐性が無いと 煽ってきたあいつを火達磨にして 火の耐性が無いと心の臓が焼け 焦げるまで虐げ続けてやりたい 一生をかけても拭いきれない不幸が 降り注いで 永久に幸せになれないまま痛々しく 死なせてやりたい 弱さをねじ伏せるためだけの強さを 誇りだと思っている 大人にそれこそが弱さだと伝えたい ただただ長く 生きてきただけの子供が大人ぶって 恥を責めるその事実こそが恥だと 主張したい 大衆を守るために人一人を 傷つけることを正義と宣う 先公の顔面にゲロを吐き散らしたい その一人に選ばれた俺が目の前で 人一人を傷つける瞬間を 目の当たりにさせてやりたい 対等になれない地位にいるあいつを 引きずり落として靴裏の跡が 付くまで顔を踏んづけ 続けてやりたい ギターもペンも凶器になり得るって 冷ややかなその目に トラウマになるまで 知らしめるためだけに表現をしたい ネタなら何を言っても許されると 思っているあいつの家族を 全員殺してネタだからと許しを 請いたい この怒りから引き出された 文字の数だけあいつの寿命を削り 落としてやりたい 生きててばっかり 死んでもみたい 言ったことは返ってくるんだ だから次は君の番だ やったことは返ってくるんだ だから次は僕の番だ 「楽しめなけりゃ意味がない」って 台詞は励ましではなく 楽しめなかった人間への非情な 迫害だと主張したい 自分自身を物語り 形容するものとして人生ごときが 代弁できるはずがないと 言い切りたい いつまでもネチネチとうるさいと 詰る人間の心の乾きをそいつから 吹き出る血をもって潤してやりたい 薄っぺらい理論武装で 他人の怒りをねじ伏せようとする 無責任な楽観性にこそ安楽死を 届けたい 人の名前を「青さ」や「若さ」 なんていう言葉足らずな換喩で 収めようとしてくる 評論家の足りない脳を肉塊で 詰めたい その血肉が腐り落ちる瞬間を 撮影して生き恥という名の教科書を 記して語り継ぎたい 「寂しい 苦しい 辛い」という言葉は演技だと 馬鹿にしてきた人間が 「寂しい 苦しい 辛い」と死ぬまで 言い続けられるような一生を 送れるよう精一杯呪いたい もうこんな歌が二度と 産まれないような人生にしたい

13曲 | 2022

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