カバンを一つ持って 朝焼けに待つ始発のベル 新しい旅の始まり 最後のチャンスだって 君をこの街に残して やっぱまだ少し不安だ いつかの放浪に黄昏 人恋しさの間に揺れ 確かな愛を感じながら 気づかぬうちに生活(くらし)の全て コントロール下に 置いてしまう不自由に 怯えていた 歩き出す僕らはどこへ辿り着くのか ただ信じ合えたなら きっとまたこの場所で あの朝 君がついた溜息 新しい呼吸になり 世界が目を覚ます様に 剥がれたままのポスター 履きもしなかったスニーカー 形だけ残して これじゃない何かを ここじゃない何処かを 馬鹿みたいに追いかけてた 孤独を感じたのは 光がないからじゃなく この光を手にして しまったからみたいだって I wanna know you どうすりゃいい? 擦れたカーテンの向こう側で 光と影が抱き合っていた どこにもないAnswer それでも君は笑った 真夜中のキスは 希望と不安の味がしたね 儚く モノクロに揺れるライター 色を取り戻すようにまだ 燃やせ 燃やせ いつかね 「夢の場所」 辿り着いて 君をまた抱き寄せて今を振り返る時 あの朝 君がついた溜息 新しい呼吸になり 世界が目を覚ます様に そっと朝焼けに息を吸って そっと柔らかく君を想って そっと朝焼けに息を吐いて 今、始発のベル鳴り響く