Track bypapalion
雨が去る 花を散らした大雨が 雨が去りゆく 逃げ遅れた雨粒を 粉々に噛み砕いて 月影 瞬き 十六夜の空 見上げた樫の木の葉 騒めく 胸騒ぎにも似た高鳴りが 聞こえ出したならば ただ本来 夜な夜な眺めてた ただそうならば 空々しく夜風は 高らかに鳴り響いていた 月影 瞬き 十六夜の空 見上げた樫の木の葉 ざわめく 胸騒ぎにも似た高鳴りが 聞こえ出したならば ただ本来は