季節の風が 想いを運び 心に刺さって 在るはずのない 貴方の姿 探して歩いた 青い香りが 「今」を惑わす 「過去」に重なって 微かに残る 貴方の面影 鮮明になった あの頃と変わらない 綺麗で淀んだ 貴方との日々に 未来なんてなかった はずなのに こうして今でも 月日が流れても 色褪せることもなく 歩んでいる 気まぐれな空 一輪の花 淡く彩って 例えばそれに 貴方を映し そっと寄り添った つぎはぎだらけの 貴方との日々は あの季節に置いてきた はずなのに こうして今でも 月日が流れても 何かに形を変えて 潜んでいる 嘘偽りはなかった ただ夢中で駆け抜けた 失うことも分かってた ただただ まだ消えなくて この街の景色に 想いを重ねた 優しく微笑む 貴方が浮かんだ 綺麗で淀んだ 貴方との日々に 未来なんてなかった はずなのに こうして今でも 月日が流れても 色褪せることもなく 歩んでいる