燦然と閃け 恒星 暗がりでは何も見えない 散々な暮らしに光を 果てない視界の先まで祈りを 家路にて雷鳴 あと少しの距離で傘を畳んだ くたびれた夜だ いつまで続く予報だったか 束の間の避難 高架下の通り 木霊するステップ 踊る少女がいる 雨粒の群れを背景に舞う姿が目を 奪った 燦然と閃け 恒星 一つ一つと照らす瞬き 散々な暮らしに光を 果てない視界の先まで祈りを 帰りを急ぐ 頭を巡る華の刹那よ 迂闊に出逢った その事実に息を潜める 堰き止めた言葉 溢れ出る予感 ぎりぎり うかうか 間際で呑み込む おどけてるその姿など 俯瞰で見れば歴然 散々な暮らしで以て 全てを諦めようとも 反芻していたタイミングで 目の前に現れる貴方です 燦然と閃け 恒星 私だけを照らせ 今だけ 散々な暮らしに光を 果てない視界の先まで祈りを どことなく不穏で 音のない時刻 鳴いたウミネコ なぜだか少しだけ 苛立ったように記憶している