いじめられっ子のルアン 調子はどうだい? 慰めなんかいらないか 君のことが大好きだよ そろそろ帰らなきゃなぁ ひとりぼっちのルアン 目を開いたら 風に吹かれた帰り道 あの木の下で溢れた 涙は誰のため? 長い長い夢が覚め此処にいるよ 今から終わらない最後の通り雨 狭い世界の片隅でずっと 待っていたよ ねえ、ルアン…ルアン… 今日は誕生日のルアン 待ちに待った 黄昏のケーキを頬張った 今夜だけは夢見るだろう 優しすぎた涙を 雨でずぶ濡れのルアン 大きな声で 生きてる意味を叫んでた この寂しげな世界で 神様は待ってる 細やかな毎日が通りすぎて 涙も笑顔も投げ捨てたあの日 流れる人混みで止まって歌ったよ ねえ、ルアン…ルアン… 夕べ聴こえた誰かの風 頭の中でせせらいでいた 儚く灯る星に消えたルアン そうして涙の夜空は 続いてくんだろう 最終列車の窓に反射(うつ)った奇跡 終わらない交差点でふっと 思い出すよ ねえ、ルアン…ルアン… 「醒めない夢を叶えておくれ」 さよなら、ルアン