だいたい君は嘘付きで 卑屈すぎるんだ おいてけぼりの週末は 未完成なのに まったく僕は鈍感で 夢から醒めた頃には 最後に君が笑ってた意味が分かった 気がした 鐘が鳴る 雨上がり 少しばかり立ち止まってみようか? 意図もしない静寂を愛でながら 君の影を送ろう 誰かが止めた終電で 暮れない空もループして 改札を越えるだけの勇気も 気概もない僕だ 鮮やかなグラデーションで 忘れちゃうんだろうな 今、ほんの気持ち、涙 覚えたてのプライドも 嗚呼…愛もないや 笑えない病気なんだ 季節達が廻る 箱に詰めたカメラ 今日も少し冷えるから さあ、もう帰んな これから待ちぼうけ 憂鬱なホームで 絶え間なく煩すぎるストリート 駅前の僕が霞んで見える 11ヶ月温めたリズムをチャイムが 奪っていく 今日も誰かが止める終電で 終わらない歌も木霊して 右上で控えめに写るのが 可哀想な君だ むしりとったカレンダーで 埋もれてくんだろうな とある日、口ずさんだ 数え歌がグラウンドを 嗚呼…駆けていった 思いやりばっかりじゃ 生まれてくることすらできなかった 嗚呼…汽笛が鳴った 汚れた街中を愛せるトーンで 今、ほんの気持ち、涙 君の握るクレパスが ルラララ…弧を描いた 回らない地球について いつの日か話そうな 箱に詰めたカメラ もし泣きたくなったら まあ、また逢えるさ 悲なしい構内に陽が射す合図で ゆっくり息を止めて すぼめた蝙蝠傘