ありふれた涙を いつまでも隠してた 君だろう? あの日躓いた運命を 誰と語ろうか 細やかな笑顔で 街路樹を歩いてた 馬鹿だろう? やがて目に映る後悔を 海に流そうか 嗚呼、意味のない物言いは 木霊・木霊の伽藍堂だった 落ち葉舞う旅人の様に 何処へとはぐれ去る? そして雨が消えたこの場所で 愛を愛を…抱きしめるとしよう いつか見てた夢儚いよね 今は僕と笑おう 寂し気な背中に 花束を隠してた 君だろう? 語り尽くされた生涯を 誰に遺そうか 嗚呼、下らない馴れ初めに 涙・涙の走馬灯だった 吹き荒ぶ思い出は全部 消えては蘇る 今宵叫ぶ秋の空の果て いつかいつか…届くものとしよう 忘れられた鐘の鳴る街で ひとり君に捧ごう 摩天楼に省みる情景 散々、愛をしたためて 無作法に傷付けたりもして 夢を待つだけ… どうかどうか神様 霞む最果ての星から 見守って…そんな未来で 誰が笑おうか 今、雨が消えたこの場所で 愛を愛を…諦めるとしよう いつか見てた夢儚いよね 誰かが傘を差した あの日死んだ風の中 今日を今日を…耐え凌ぐとしよう 最期にくれた君の花言葉 何処に飾ろう? 或る日絵に描いた将来を ルララ…ここで歌おう