遠くから聴こえる 懐かしいあなたの声で 今 この瞬間 心は軽くなる このまま 何もかも 捨ててしまって あなたのもとへ行けるのなら どんなに 楽なのか分かっているの だけど 相変わらず考え過ぎて 余計な事ばかりが 見えてきて あんなに輝いていた大切な物が 今では疎ましく思えてくる そんな風に考えてしまう自分が 嫌になって 誰かに助けを求めたいのに今、 ここにあなたがいない それが少しだけ恨めしい 耳元で聴かせてよ 懐かしい呼び名で僕の 名前を優しく囁いておくれ こっちへおいでよ 相変わらず考え無しで 行き当たりばったりで 君が抱え込んでいるものを何も 分かっていなかったね いつも勇み足で困らせた 遠くの海で飛沫が舞って 煌めいている その無数に散らばる宝石をまだ、 上手くしまえないのは 僕の小さな宝石箱のせいだな 潮騒に打ちつけた想いが あなたのもとへ届いて欲しい 色が変わってしまっても 相変わらず考え過ぎて 余計な事ばかりを 胸にしまい込んで無理に笑顔を 作っていないかい? もし良ければ 僕に全て話してごらん 遠くの海で飛沫が舞って 煌めいている その度に君の笑顔を思い出すんだよ 今、 都会の海で滲んだ君の想いを 捕まえに行くから