団地のベンチで眠ってしまっていた 僕ととろはいつも同じさ どうして何も食べずにいられるの いつか消えてしまうよ 僕とよく似た顔をしているね 困った目をしてさ 雪の白さに埋もれず 雨や夜の寂しさにも濡れず かたわのとろは口も聞かないで また指差して次はどっち とろ 教えて すぐにさがすよ ねえ とろ 教えて すぐに見つけるよ 今度会えたら雲の上を歩こう 唄をうたうから あいつなんかに負けるものか 残りの一年はここで繰り返し 「公園のD51」を聴きながら やっぱりベンチで 眠ってしまっていた 僕ととろはいつも同じさ かたわのとろは口も聞かないで また指差して次はどっち とろ 教えて すぐにさがすよ ねえ とろ 教えて すぐに見つけるよ 今度会えたら雲の上を歩こう 唄をうたうから あいつなんかに負けるものか