朝からバタバタやって 油まみれになって 夕方過ぎに一枚の とても醜い絵ができた 帰ってくるなりあの子は それをみてゲラゲラ笑って これが僕の 自画像だと言うと 寂しい顔で僕と絵を 見比べてた 絵をかく 絵をかく 絵をかく 絵をかく 三日くらいしてやっと あぶらの臭いもとれた その間に僕の顔は また少しずつ変わっていく 全然リアルじゃない 現実を泳ぎながら なかなかいけない絵を 僕は胸のあなぼこの中に ずっとため込んでる 絵をかく 絵をかく 絵をかく 絵をかく 絵をかく しらないうちに知ってた しりたくないのに知ってた そういう言葉を忘れた ちっぽけな自分の勝ちたい 綺麗なメロディーも 立派な口も鼻も 何にもなくてもきっと 大好きになれる 大好きになれる 大好きになれる きっと そんな自画像がかけたらいいな 僕のキャンパスに僕の鉛筆で 僕のタッチで 絵をかく 絵をかく 絵をかく 絵をかく 絵をかく