AWA

包帯

Track byTele

941
8
  • 2025.04.23
  • 3:34
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歌詞

君からする死の匂いは 焼きたてのパンに少し似て、 トースターの底、 溜まっていた思い出を 愛し損ねている。 忌諱からくる庇護し合いは 外来の花が育つようで。 水面を全て埋め尽くした。 美しく、息が、詰まる。 息が詰まる。 日々、絡まる譲り合いは コンセント積もる、埃の匂い。 ある朝全てが なくなってしまっても、 多分いいんだろう。 木々さざめく庭の端で、 爪先立ちを繰り返す。 諦めた後啜る珈琲は、少し甘い。 ダクトに流れる暮らし≒ 額縁の中にしまう後悔。 馬鹿げている世界を、 踏み越える度に悲鳴が響いた。 解けてゆく。 君の身体、心も、 包帯のようだった。 鞄の中、溢れていた水筒に 肩を落としながら ガードレールが1-1 ゴールの旗を目指していた。 煙が昇って行く。 諦めたあと啜る珈琲は 少し甘い、少し甘かった。 割れた電球の破片を 金属バットで端にやる。 階段に座り、眠りにつく。 眠りにつく。 明日また、僕じゃないといいな。 明日には、僕じゃないといいな。 ぐにゃりと歪んだ、足元の何か。 馬鹿げている世界を、 踏み越える度に悲鳴が響いた。 解けてゆく君の、 結び目に僕はなれやしなかった。 馬鹿げている世界を、 振り返る度にケラケラ笑った。 ふざけている。 未来は、生き延びた 灰の溜り場じゃないんだ。 ささくれだつ、君が優しさと呼んだ 硝子を飲み込んだ。 飲み込んだ。

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