方眼ノートにペンギンを描いて 僕に似てると笑っていた ドーナツショップはいたく 繁盛していて 少し席を寄せたりして 僕らクロスワードを解くように カレンダーを潰してった どうだっていいような 話をしていたかった そして最後のカギを埋める その頃にさしかかり ちょっと目を伏せて わからないや、きみはそういった 積乱雲のクジラが泳いでいた 南極なぞ知らん顔で ビーチハウスの喧騒も離れれば 世界の果てにいるようです 僕は陽射しに少しだけ酔う 眩しくって目を細める 滲む輪郭が 悪巧みしてるように ふいに額をよせながら 見える?って尋ねる 触れそうなくらいだ でもまだ遠いよ、もっと近づいて 僕らクロスワードを解くように カレンダーを潰していった どうだってよかったんだ 理由なんてなんだって いつもそれが解けたころに なぜ気づくんだろう ちゃちな花火みたいな それがずっと、魔法だったこと
