小さな川が海へ流れるように ベッドの裏の世界を 心から愛したいだけ 俺は夜の闇をできるだけ 胸の中に吸い込んで 言葉のない手紙を書いている 帰り道、狭い路地を駆ける 黒い掟たちと子供の後ろ姿 カーディガンの色に潜んでいる 悪魔は押し入れで 光の中を飛んでいく夢を見ている 名前のない場所に着いたとき きっと本当のことを話そう いつも思っていた写真と 全ての悲しみのために 本当のことを話せたらいい 地下鉄の走行音が窓に響く 卓上の花瓶の中で水面が揺れる 名前のない場所に着いたとき きっと本当のことを話そう いつも思っていた写真と 全ての悲しみのために 本当のことを話せたらいい