知りたくないことだらけで溢れた 死にたくなる夜の中 怯える心を重ねて 慰め合う時代にすら あぶれた僕らが 産み落とされたここは地獄だ 誰もかれもが自虐的な放浪者 昨日の屍を踏みつけて 立ち続けることも億劫で 歪な心の均衡が 今にも崩れ落ちそうな気がした 絶望の二乗 月曜には飛び立とう 欠乏症のスパイラル 奈落の底を見た 微かに見える出口を目指して 間違いだらけの僕を見限って 陽だまりに溶けていく 忌まわしい人生だったな 過去の栄光 馬鹿な抵抗 ラストシーンに置いていこう 満ち足りることのない交わりで 満たされる街の中 拒絶された獣の群れに 搾取される時代にすら あぶれた僕らが 産み落とされたここは地獄だ 列を成すのは自暴自棄な敗北者 極楽の偽装 結末にはありがちな 桃源郷のイメージを 奈落の底で見た アポカリプティックな歓声が鳴り ディストピア 邯鄲の夢から目覚めた 微かに見える出口を目指して 間違い探しの旅をやめにして 新しく超えてゆけ 未だ見ぬ明日の明日を 情けは無用 輪廻の向こう ラストシーンは華やかに散れ