届かない恋を知りました あの日から時間は止まったのに あなたがいつも撫でてくれた 髪の毛は伸び続けます 胸の真ん中に穴が空いた 傷はないけれど痛むのです あなたが香るこの部屋は 一人では持て余します 今のあたしは 自分を責めてやりきれなくて そんな自分が大嫌いで はさみひとつで変われるなら さらり、さらり 切り落とされる 髪の毛と一緒にこの気持ちが するり、するり 消えてゆくなら 悲しいけれど 切ないけれど 少しだけ歩き出せそう あなたと出逢って知りました 見える風景が輝きました あなたが去って知りました 輝きはふたりだからこそ どうして別れは 慣れないどころか初めてのようなの 「当たり前」すら履き違えてた 愚かなあたしへの罰なのかな ほろり、ほろり 溢れて落ちる 涙の数だけじゃ強くなれない ほろり、ほろり それでも落ちる この涙もいつか愛せたなら さらり、さらり 切り落とされる 髪の毛と一緒にこの気持ちが するり、するり 消えてゆくなら 悲しいけれど 切ないけれど 少しだけ歩き出せそう 届かない恋を知りました いつかは笑って話せそうです あなたがいつも撫でてくれた 髪の毛に別れを告げて