出る幕もなかったあの恋から もう何年も経ってしまったよ そもそも恋と呼べるのか 分からないくらい 相手にされてなかったな 正直ね、他の誰かとも 唇を重ねたりもしたけど やっぱりね、まったく 始まってなかったけれど あなたを超える誰かはいないよ これからもずっと 忘れられそうにもなさそうだ それでもいいなと思えてしまう 僕を笑わないでね あの日あげた腕輪をまだ 着けてくれているのを見た時に 気持ちを大事にする人だなと 本当に嬉しかったんだ 泣き虫なくせに強がりな とこもまた愛しく思えたんだ でも不意に見せる弱い顔のそばに いれたらなと思ってた 超えてはいけない線を しっかり引いてたつもりだよ きっと超えなかったから 僕に笑いかけてくれるんだろうな 優しい笑顔も 温もりを感じるあの声も 此処にあるままで 静かに僕の中に残るのかな これからもずっと 忘れられそうにもなさそうだ それでもいいなと 思えてしまうのにどこか寂しくて 月日が経っても 褪せないあの日の歌声は 何処にも行かずに 僕の中に残るのかな いつまでも素敵なままでいてね