棚の奥で眠っていた 小さなオルゴール 蓋を開けた瞬間に 夏の空気が流れ込む 西日が部屋を黄金色に染め 私の胸を そっと揺らす 君がくれたそのメロディ 少し音が揺れていて でもそこに流れる優しさは 世界で一番確かなもの 窓から入る熱を帯びた風が あの頃の二人を 運んでくる 耳を澄ませば 涙がこぼれるのは きっと 君の声が重なって聴こえるから オルゴールの約束 あの日交わした未来 形はなくても 心は寄り添ってる どんなに遠く離れても 君の音が響く それだけで また歩き出せるの 夕暮れの匂いと蝉の声が混じり合う カーテン越しの光に 君を探してしまう 弱さを隠さず笑えたのは 君が隣にいてくれたから ひとつひとつの音が 夏の空を映す 指先まで ぬくもりが満ちていく オルゴールの約束 指先が覚えてる 蓋を閉じるその瞬間まで 続く旋律 どんなに時が過ぎても 君は色褪せない 心の中で そっと抱きしめてる もしももう一度会えたなら あの日と同じ笑顔で 何も言わず そっと手を取って 歩き出そう 未来へ オルゴールの約束 胸に焼き付けたまま たとえ涙で滲んでも 消えはしないから 君と過ごした時間が 今も道を照らす この想いが 永遠でありますように 蓋を閉じて そっと微笑んだ 夏の夕暮れ あの日の君が生きている
