真っ白に眠らせて 汚れても 瞼の裏は綺麗でしょ 月明かり 起こされて 年月は 身体を蝕む薬 この空はいつも 睨みをきかせて 大切なものをまた取り上げた たった一度掴んだ幸せが ずっとずっと振り回して また 今夜も耳元から近づいて 不器用だからそのまま 偽物の笑顔と二人 手の平を見つめてる あの人も同じ場所にいるのかな 乾いた身体が雨を飲み込んで 大切なことをまた思い出す 削れた爪で肌を撫でよう 白く浮かぶ 薄い傷に やっと存在の価値を見出せたなら おめでとう また今夜も 真っ白な夢 さあ おやすみ