放ってる息が白めき出す頃 増える街の灯火 いつもより君を近く感じるのは 寒さのせいかな 君の頬 その色 赤くなった顔を恥ずかしげに 君の奥 残る影 見て見て消えたのは嘘 つなぎ合わせたパズルのピース 埋まらない穴を覆って 街の景色が色めき出したら 浮き足立つ交差点 手のひらから伝わる体温 確かめ合ってた いつからか君の手を 握っても握り返してくれなくて 分かってる 分かってる 分かってるけど… 気づかないふりで… 気づかないふりで… 君の眼に 映る影 喉の奥閊えた言葉 君の声 震えながら ごめんってそう言って消えたのは君 降り注ぐ雪の中で佇む 氷の粒がひしめいた 放ってる息が白めき出す頃 思い出すのは君の手 今なら言える 代わりでいいから なんて今更だよな