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羽虫ノ過負荷

Track by沙城さし

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  • 2026.08.17
  • 4:45
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歌詞

もう戻れない変性の果て。 皆と見える景色が違うなら、 せめて、 鮮やかな揚羽になりたかったな。 なんて、高望みだろうか。 もう戻れない頃が過ぎる。 望むようなソレじゃなかったが。 もう触れられぬ君の背に見えた 色をまだ探している。 痛かったことから逃げ及んで、 見たかったことには届きだしたが。 他人の目には 蜉蝣のように映るらしい。 燃える様な夏の中で、 僕の身体は風に浮かされて、 空を眺む、不意に映る、 君の影法師が厭に綺麗で。 ソレに成りたかったのだ。 なんて、譫言を風に溶かして。 もう戻らない齢(よわい)を日々、 無駄にしたくなど、なかったが、 もう戻らない。 引くに引けぬ処まで、 漂い着いてしまった。 痛かった思い出は羽化を待って。 見たかったことすらも塞ぎだして。 他人の云う通りさ。 及ばないで、彷徨い、墜つだけ。 燃える様な夏は過ぎて。 それでも、未だ、翅は動いている。 あと少しだけでいい。 今を食らえぬ僕を置いて、 先へ往く君の影を謳う。 燃え落ちる夏の赤の中で、 染まらぬ彩は天高く舞って。 ソレを焼き付けて、僕は、 堕ちる様な生を活くよ。 「サヨナラだね。」 届かぬ言を風に乗せる。 変わり果てた、僕の歌さ。

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