好きだった 大好きだった 諦められるわけもなく もう 全部忘れた 全部 忘れたはずだった 飲み干した 檸檬サワー ため息が白く染める空 この聖なる夜のせいか? それとも アルコールのせいか? 何故かふと 君に会いたくなる あの声が聞きたくなる 既読のつかないメッセージが 2人の距離って わかっていたって もし願っていいのなら また君と笑ってみたくて そんな 自分勝手な ところがイヤんなって 愛想 尽かされたはずなのに これじゃまだ あの頃と同じ 静寂の雪が降る街 来るはずのない君を待ち ふたつ頼んだケーキと 手を繋いで独りで 帰路につく 君がいない 独りきりの 2023.12.24 ジングルベルの街を背に シングルベッド 思い出す温もり 消えた面影 抱きしめ合ったこの部屋で まだ 君想うって罪なのか? あれ ちょっと酔い過ぎかもなぁ 春夏秋 越えて2人 肩寄せ合い 確かめた愛 こんな未来が来るなんて あの頃は思ってなくて 過去に浸る柄じゃない でも ”たられば” がとまらない 「始まりは遊びの恋だった」 なんて言ってたのが嘘みたいだ 静寂の雪が降る街 来るはずのない君を待ち せめて夢の中だけは 今夜 君と2人で過ごさせて Silent night 君はもういない Silent night 君はもういない 好きだから大好きだから 神様 できるならあの日に戻して せめて夢の中だけは 今夜 君と2人で過ごさせて