静かな日々 色は少なく 恙無い日々に見えてきた余白 琥珀色の照明 照らす阿保面 途切れ途切れの円描くコースター 漠然と広がる景色 手にしては離れ背中に残る責任 経験を重ね 幾つかは忘れ 残ったもの それは理屈じゃなくて 歪に染み付くイズム 偽りの自分、 傷、雫にはいつ気付く? 理想唱えて正してもどうせ 我に帰る道 またしても通る これがわたしの生きる道 知らぬが仏が笑う向こう岸 知識が眠らす好奇心 叩き起こした文化 触れた瞬間から 夢中に空気を纏う 無常なLIFE 加速する風景 吸って吐いて終焉までルーティーン なら夢も幻も無味無臭に 夢中に空気を纏う 吹いてく古い誰かの物語 風こそ信じがたいほど やわらかい真の化石 瓦礫と化す前に 夢なら叶え 恵まれた人生 好き勝手生きそれなり楽しんで こんなものなのかって身の程知る 風前でも手で覆い火を灯して 蹴飛ばした石 マンホールルーレット 何と出会うか 吸収と選択 自分で選ぶか時代が選ぶか 自分で選んでも時代があるカルマ 十月十日授かった生と交換 等価かどうか問うとどうだかな 少なくとも生きる意味は 生きてるうちは何もしなくとも 人でいるこだわりは人を傷付けるが 人でいつづけることにこだわり ラッパーでいつづける不透明の展望 失うと得るを繰り返し追う幻想を 風燃やし灰と化す ちりも積もれど一吹きで舞う 高々掲げても跡形もない けどこの瞬間だけはまたとない そして歴史を紡ぐ ゆっくり進む または早く 今は眺める進むことなく 過去を乗り越えることなく今を 今はとどまり続ける ただ棚引く風と生きる 夢中に空気を纏う 無常なLIFE 加速する風景 吸って吐いて終焉までルーティーン 夢も幻も無味無臭に 夢中に空気を纏う 吹いてく古い誰かの物語 風こそ信じがたいほど やわらかい真の化石 瓦礫と化す前に