土の中に埋まってしまった 僕の体はもう無い 淋しさも今はもう無い あの時の思い出も無い 迷いを捨てて旅立った 僕は果てしない空へ行く 淋しさに抱かれ 時間に巻かれて 言葉も無くなって 海岸線に立ち尽くしてた 幼い頃には愛を知っていたふたりに 前の暮らしは物悲しいメロディー 包まれてる気がしたけど 海岸線を睨みつける 僕らはもういない 土の中に埋まってしまった ああ 泣きそうだ 星に涙した夜 消えてしまうのがこんなにも 寂しいなんて 震えた心が ダメになっちまったとしても 消えてしまおう昨夜の夢から 街に出た孤独な少年 このままはみ出して 不器用にナイフを振りかざしている 「きいてくれ、さよならの前に」 綺麗だった少女の服は ズタズタに引き裂かれた 露わになった彼女も言ったさ 「話しましょう、さよならの前に」 ふたりはただ苦しくて 夜の街をふらついてた なんだかあなたに 死ぬ理由を聞くのには 若すぎるふたりだけど 優しいフリをしているのも お互い様ね 教えてよサヨナラのこと 教えて 孤独な愛は なんて淋しいのだろう 僕らは世間の荒波に 流れて生きるしかないのか ああ あなたは 海岸線を睨みつけている 淋しいなんて言えないままに ああ 土の中は なんて冷たいのでしょうか 愛してくれた人の面影は 孤独な僕らを蹴散らさないで ああ この世のすべてを 許すことが出来たとしたら 淋しさなんて無いはずなのに サヨナラの前に サヨナラの前に サヨナラの前に