お別れをして、 この街を出た。 最後の言葉なんて覚えてない。 君もあの人も、 皆同じさ。 あなたの街の色はなんですか? オワカレを告げるために、 慣れないバスに乗ってもたれてる。 白い線を跨ぐあの人らに きっと僕の気持ちはわかんない。 「少し待って、」 「待って。」が言えないよ。 時が経って、 経ってもそのままで。 あと一歩、 一歩が進めない。 時は僕なんかじゃもう 止められない。 君と傷つけて、傷つけられて、 僕は気付いたんだ。 今の僕じゃ言葉に出来ないよ、 あなたの答えが今も知りたいよ。 お別れをして、 この街を出よう。 吐き出せない何かを抱えてさ。 君に言えずに、 何も出来ずに、 君の背中が遠くなっていく。 オワカレを告げる前に 胸ポケットのライターで 火をつけた。 友達と笑い合うあいつらに 僕の気持ちがバレませんように。 「少し待って、」 「待って。」が言えないよ。 時が経って、 経ってもそのままで。 あと一歩、 一歩が進めない。 時は僕なんかじゃもう 止められない。 君と傷つけて、傷つけられて、 僕は気付いたんだ。 今の僕じゃ言葉に出来ないよ、 あなたの答えが今も知りたいよ。 これで何回目? 誰もわかんないね。 痛み止めなんて 僕によこさないで。 冬を愛せないね、 苦しくなってく。 あなたの本当が分かりかけてるよ。 すれ違って、俯いてる。 君の瞳を見ないように。 今何も知りたくないんだ。 あなたの答えを知るのが怖いんだ。