夕暮れの 空は赤く染まり 静かな夜の 闇がやってきた 咲き終わった 朝顔が枯れ落ちた 悲しく儚く 私の足元に 爽やかな風が 浴衣を通り抜けた どこかでゆれる 風鈴の音がした 夏空 太鼓の音が 私の鼓動に響く 命の鼓動が動いては 止まる刹那の記憶 夏空 花火の音が 私の体に響く 大輪の花が咲いては 消える刹那の孤独 朝顔の 蕾をみつけたの 次の朝には 花を開くでしょう 川沿いの砂利道を 下駄で歩く私 どこかで笑う 子供の声がする 夏空 太鼓の音が 私の記憶に響く 思いの裏を知っては 傷ついていくこころ 夏空 花火の音が 私の思いに響く 過去に縛られていては 取り残されるさだめ 花火の光に照らされて 浮かび上がった横顔 砂利道が濡れていく 全てをかき消す雨音 夏空 太鼓の音が 私の鼓動に響く 命の鼓動が動いては 止まる刹那の記憶 夏空 風鈴の音が 私の心に響く 遥か遠くまでずっと残るように 確かな思い出刻むよ