君の嘘が下手なせいで 私の心に二つの君が 終わりにしないとダメなのに 君次第で 明日も 黒一色のメッセージ 『話したいことがあるんだ』 気づいていたのに怖くてさ 私から言えずにいたんだよ 腫れた目を隠したくて いや少し綺麗に見せたくて また顔に色を塗った 何故、まだ期待しているんだろう 最低だよ本当 私に飽きて、これが最後なんだと 想いを抑える抗生剤を 痛くても良いからさ 指先まで嘘の愛に染まって 染めた君用の私 優しさの正体は? 聞けずに色が落ちていく 『僕はお別れは嫌だよ』 『ただあの子との時間が増えて』 『君のこと伝え損ねてしまった』 『本当に君が大切なんだよ』 『傷つけてごめんね』 また、君に罹患していく 思い出は綺麗な儘 涙と共に消えてくれればいいのに 恋に溶ける抗生剤を 嫌いになるまで投与してよ 君が吐いた嘘の愛に染まって 汚れしまいたい私 あの日の温もりが 今も忘れられなくてさ 好きなの