ジキルハイド・プラグマティズム (feat. 重音テト&鏡音レン)

歌詞

この部屋のドアを破って ナイフを翳して 彼女を人質に獲って 誰一人、聞き逃さないように 俺を指してこう言え 「問1. この女の命と己の命、 どちらか一つを選べ」 すると俺は、胸を抑え 涙ながらに選択するんだ なあ、一役買ってくれないか この命を犯してくれよ 筋書き通りのアンサー 妄想の彼女を何度も泣かせた セリフだ 足りないんだ ただ死ぬだけじゃ 絶望的なフィナーレを ただ従えばいいんだ 最高のシナリオだろ? 格好つけさせてくれよ 「彼女を離せ」 なんてアドリブ交えて このストーリーと反して ほくそ笑んでしまってはないか? 命は等しく尊いんだろ? なら俺の死の価値は幾らばかりか 俺と彼女を天秤にかけたって 俺に傾く日など来やしないだろ ぬるい刃が命の温度に 染まった時が合図だ 最愛の彼女の前で さあ、俺が望んだエンドを 掻き斬ってくれ この惰性を全部 クライマックスの飛沫を 妄想の彼女と何度も 繰り返したシーンだ 満たしてくれ 悲劇のヒーロー 欠いてく酸素と生き血に ただ喚いてくれよ 俺の正義が焼き付くように アイツが口を開く 「問2.この哀れな男をお前は 一体どう思う」 途切れる意識にしがみ付く どうか、俺の命を惜しんでくれ 彼女の答えは