Track by中野ミホ
電波のない街へ 真冬の汽車に乗って つめたく白いその幹に 手をまわし 抱いた 毛布の焦げるにおい 足あと追いかけて 毛皮に顔をうずめて 泣くための旅よ あるはずのない ハッピーエンドが この部屋に降りつもる 手をとって ただ静か 遠くへ行くんだね その瞳を なくすまで 抱いた あるはずのない ハッピーエンドが この部屋に降りつもる かなしいの ただ静か