みていたい まぼろしのような 午後の陽に 黒いセーター あなたは とてもよく似合っていたから さむい国 知らない誰かの銅像 その真下で待ち合わせして スケートなんか滑ったりして なんにもなれない わたしを抱きしめて 真っ白がこわいから どうかひとりにしないで 返事を待つのが好きなだけの手紙 ためいきを かき分けて 今日こそ 雪雲に託すの ハウアーユー? 風邪はひかないで 台所 お湯が沸くのを待っている いつものコーヒーカップ なんだか 涙でぼんやり ぼやけている 誰みたいになればいいの? わかんないよ それでもまた 会いたい なんにもなれない わたしを抱きしめて 真っ白より こわいのは 本当に ひとりになること 返事を待つのが好きなだけの手紙 雪雲よどこかで あなたの肩にそっと降らせて アイウォンチュー なんて言えないから せめて ハウアーユー? 風邪はひかないで