浅い夢を見たのね まだ知らない 消えたあなたの影を追って 朝が来る 憎む心をこの川面に溶かしたなら そっと霧は晴れる きっとあなたは言うでしょう? 「泣かないで?」って えぇ、分かっているのだわ 霞の立つ季節を越えた場所 惹かれ合う二人は結ばれる約束 ねぇ、あなた いつまでも待ってる 二人愛した花数え 四季は織々とりどりの花咲く 恋して、 焦がれても戻らない枯葉のいのち 綺麗な思い出達を 並べて遊ぶの すうっと眠ればすぐに あなたに会える 花の咲かない季節を 何度越えたかしら? 満開に咲く花 あと少し、もう少しと生きています 真っ白に落ちる色無い花 零した涙であなたを描いて 飾ってみたわ 見る人はいないのだけれど ねぇ、あなた この白い世界に 今は二人きりだから あなたが思うまま私を描いて どこまでも、 いつまでも二人だけの森の中 あぁ、美しい この世界 あなた二人きり ねぇ、あなた いつまでも待ってる 二人愛した花数え 四季は織々とりどりの花咲く 恋して、 焦がれても戻らない枯葉のいのち 浅い夢を見たのね まだ知らない