燃える炎よ ぱしゃり聞こえる水鳥の音 飛び立つ東方に浮かぶと云ふ 深い深い森の茂る 神の泉、さも異邦(いほう)の様 悲しい音色魅入られた 旅人帰ることない 一路(いちろ)の花旅 誘われてる 「来、来、来」 繚乱の花 色は移りにけりな 万葉の如く 仮初めの愛を永遠(とこしえ)に詠ふ 無常なこの世、洗う涙 八百万の神棲む蓬莱 願いの言霊が成るように その愛が憂いてしまわぬように 強く結べ 五星座 闇を照らす紅い糸、桃、赤、緑、 黄、紫 燃えろ炎 燃えろ炎 燃やし尽くした跡はまるで 一流演芸 奇術 手品のよう 消し炭さえも残らない大火(たいか) 容赦ない高熱が描く大文字 嗚呼 哭く(なく) 鴉が鳴く 漆黒の羽顔覆って 終わり告げる使者 導きの使者 真っ黒な世界、道を教えてくれよ こんな世界も生きていたいの 美しい愛の鼓動 この心、この言葉、 その全てを愛して さぁ唄え、踊れ 真紅の巫女 高く、高く上がる炎 邪魔するなら 燃やしちゃうぜ? 燃えろ炎 青い炎 浮かぶ炎 広がる五尾(ごび) 狐火か 赤い炎、緑黄と桃紫 鬼火大灯台 沸き立つ鼓動烈火のよう この身さえ焦がそうか 一輪の花のように散る運命でも (構わないの) さぁ燃やせ燃やせ紅い炎 空舞う幾つもの火の粉 高く、高く昇れ焔 燃えろ炎 燃える炎よ