彩やかに舞う花 火の粉 姿は今生(こんじょう)至高の魁 (さきがけ) 嗚呼愛しや 憂い燃える花園 一輪咲くは煙葉硝花 (えんようしょうか) 夜明けの街 魔性の香り 荒ぶる人々怪訝(けげん)なままに そなたと二人 望むがままに 理(ことわり) ぶらり 無頼(ぶらい)が如し 嗚呼 大神 惑う三叉路(さんさろ)や 鞠をついては花いちもんめ ころころと転げ様(ざま) 芳し(かぐわし)都の香 綺麗な花を咲かせましょう 嗚呼 至極化かして花開くわ金鳳花 満たされた夜が欲しいなら 艷めく(つやめく)園来やせんか? ※ 彩やかに舞う花 火の粉 姿は今生至高の魁 嗚呼愛しや 憂い燃える花園 一輪咲くは煙葉硝花 時など忘れて 幕開けよ金銀の帳 暁、夜明けまで 華やぐ宵に狂い咲き 黒う焼いた痴話(ちわ)はわっちも 如何(いか)んとせんかや 膨大な醜(しゅう) 襖介して聞こえる囁き 赤子の様に捻る手は 甘い毒の蜜味 鶴と亀が滑って転ぶ 籠の鳥のお遊び 嗚呼 宵々と花咲きますれば 巡り逢ひ 戦絵巻 手の鳴る方 眠れぬ夜へ 奈落の金広間 甘い遊びがしたいなら えぇ さても上手に化かすわ化け兎 たんと匂い残るくらい 絡む絡む棘と蔦 ※ 嗚呼…嗚呼… この身を尽くし 遠く望む鶺鴒(せきれい)飛ぶ空 暁燃える大炎柱 煙(けむ)の匂ひ溢れる 爆発する大廓(おおくるわ) これは地獄か 渦を巻いた怨念が 妄執(もうしゅう)囚われる魂が 洗われる軽やかに 陰陽五行鎮守 (いんようごぎょうちんじゅ) 燃える燃える硝煙燻る炎 青く青く揺らめく彷徨う魂 ※