※ 声 聞かせて今 遠く木霊す鼓動 愛憎乱れし常世 浮世の随に 有象無象 舞う世界は思い通り ただ駆け昇る 夢幻ぞ 唯我天上天下 空蝉が鳴く鳴く花宴 香しき夢を一睡給へば 狂乱の空、あな嬉しや さぁ華を今咲かしませう (嗚呼)踊れや唄えや (ただ)この身を任せ 刹那の乱舞、空を焦がせ ただ一つ天を舞うように傾けや傾ケ ※ 月花 笑む笑む蜃気楼 ゆらり揺れる影は幻か 胡蝶の夢、あな愛しや 嗚呼、斯くも儚き人の世は (嗚呼)踊れや唄えや (今)その手鳴らして 炎舞う天の果てまで 今、胸躍る号令をさぁ傾けや傾ケ ※ 永久の愛は甘き誘惑 その水底、鬼が棲むと云ふ 碧き龍宮、桃源郷 玉手、時計仕掛けの迷宮 宵や宵や、愛や愛や 何時ぞ変わらぬ世の理 天や天や、闇や止めや 麗しき天の光 花咲く都ならば 悲しみも薄れ消えよう 鳥の鳴く音 童を連れて 鮮やか咲き乱れて 花舞う宴なれば 星も煌めくであろ 月は満ちて にべもなし いとをかし浮世の愛 ※ ※