掲げた悔悟の対価 配慮の欠いた侭 本能ですら拒否をした 信仰心に×を描いて 自罰の始末にイドを焼かれている 果てに待つ距離に涙する星の 母を求む声が三度響く 願いが叶うのなら等しく終わらせて (静寂を断ち あなたは堕ちてくる) 陰無く照らす温もりが 永久に分からなくなる前に 爛れた腕を見詰めている 降り注げよ 音を奪う程 突き刺されよ 心の中 生にしがみ付いた醜い私を 認めてくれるだろうか 幽かな痛みは気付かないでいて 瞬きが息を塞いで 散らして 壊した 光の降る夜 裁きが降る夜 湛えた灰の海の在り処 最後の鍵は未だ恍惚に身を投げ 出した侭 ならいっそ見失わずに済んだ? (果て無く迫る温もりを 直ぐに溶かしてしまう前に) 素面の自覚にエゴを重ねていた 揺り起こせよ 罰が下る程 踏み均せよ 心の侭 謂れ無き悲しみと踊る きっと夢を見ていた 縺れた踵が靴を掴んだ ありふれた夜明けが怖くて いつか救えたら良かったのにな 神に縋り付いた卑しい私を 裁いてくれるだろうか 確かな終わりは悟らないでいて 輝きに遺志を委ねて 浮かんで 歪んで 喰われた 生にしがみ付いた醜い私を 認めてくれるだろうか 幽かな痛みは気付かないでいて 瞬きが息を塞いで 散らして 壊した 光の降る夜