あれから狂っちまいそうで 孕むばかりの言葉を抱いて でも後悔なんてしないんでしょうね きっと何気ない振りをして 建前だけ祈って 事切れる日を恐れている 平衡も咽ぶ位の悲しみを 膓(はらわた)の中で温めて 逝き恥 雨曝しながら踊り狂って 安堵&徒労 そして 正当に 伏せたほんの音がじっとじっと責め 立てる様で 真に受けた滑稽を笠に着た嘘が 歩いている あな、あな、 貴方がたには聴こえているかしら 穴が開いた心の飢えをそっと 凌ぐ様な 終わらない冬が愛惜しく思えてきた どうせ見向きもせずに踏み 潰されてった そうね、そうね、SOS。 嘘吐き程酷く啼いて 打てば響く痣が良く映えて けどその傷だって 見ないんでしょうね いっそ痛みに転げ落ちて 地獄まで轉げ堕ちて そういう人生(ヒト)を視止めている ■■してくれるのは貴方がただけ ▲▲してくれたのも貴方がただけ その足先で 熱で 罰で きつく どうかあたしを圧し延ばして どうせ何も気づけやしないんだわ 寒い寒い冬の最中 広くなった部屋に 淋しさを憶えてみた 未だ色付く前に老いさらばえてった そうね、そうね、そうね、どうせ。 あな、あな、 貴方がたには聴こえているかしら 刎ね飛ばした頭の上をひゅっと 偲ぶ様な 生温い唾をさもしく見惚れていた きっと狭いキットで 飼い慣らされてった そうね、そうね、そうね。 いつか無邪気な雨に押し 流されてった そうね、そうね、SOS。