深夜23時 タイムカードを切った 目の下の隈は 未だ治らず 午前0時過ぎ 地下鉄を降りて 重い体を引きずって 帰路に着く なにもしたくない このまま消えたい 無限に広がる空を 夢見たんだ ただそこにあるのは 狭苦しい部屋 「ただいま」って言ってみても 「おかえり」なんてない ただひとりで帰る この狭苦しい部屋に 弁当の空き箱 空の缶チューハイ そこに詰め込んだ 煙草の吸殻 ゴミの山のように 溜まり積もるだけ 捨て方も知らずに 世界を嘆く なにもできない なにもかわらない 無限に広がる空を 夢見たんだ ただそこにあるのは 狭苦しい部屋 「ただいま」って言ってみても 「おかえり」なんてない ただひとりで帰る この狭苦しい部屋に