墜落する飛行機 安心する思想に 吐き気を感じて 家を出る 堕落する日常に 刷新するように 目が覚めたら また同じ日々 悲しいニュースは他人事 奪われた数も曖昧で 次のシーンでは 新しい靴のことを考えてる 楽しいニュースは最悪で 世界が良くても 半径ゼロの幸福度が 僕の気分をさ左右する きっと世界を愛する ことができる希望 ここからじゃなくて 遠い場所から ずっと貴方を愛する ことができるかを聞こう 頭じゃなく心で 君を想えるまで 僕がここに 居れるまで 平和な顔したディスプレイ 流れる笑顔の行列 繋がることで 独りになる 虚像を信じた手のひら 温度が消えていく 誰もが正義を着て 声を上げる夜 思いやりも 痛みも 画面の外では届かない 遠くの涙より 自分の呼吸を確かめる 静かな街に流れる 知らない誰かの歌 それだけで今日が 少しだけ綺麗になる きっと世界を許せる ことがあるなら今 ここからじゃなくて 曇る空の下 ずっと貴方を許せる ことがあるなら今 声じゃなく想いで 繋がれる 膿むまで 僕がここに 居れるまで もう戻れないことばかり 増えていく日々の中で 誰もが光を探す 影の中で目を閉じる きっと世界を愛せる 痛みの先で ここからでもいい 君を思えるなら 遠く離れたこの声が 夜に溶けるように 遠聴の果てで また君を聞いている
