できる風の上司も 常識ぶったあいつも 無愛想なあの子も 礼儀のないあの人も 故意に命を奪う時代も 迫害を許容する世界も 全員その場でぶった斬れたらな 聖者になったつもりはないが 流石にそこまで腐ってはない 表面だけの天使も 悪魔の角を隠してる 僕だって 君だって 同じ穴の中で蠢いてる ぶったぎれ 時代も世界も 周りも自分も 何もかも 見入った気で いるぐらいなら 何もないと 笑ってた方がまだいい 腐った死へ 向かう途中に何を思う? ぶったぎれ 間違いだとそう思うなら 正義ぶった言葉も 匿名から放たれる毒も 誰かを切り捨てる理屈も 痛みを装う優しさも 全部ひとつにまとめて 焚べたら世界は軽くなる そのはずなのに今日もまた迷ってる 逃げ道ばかり探して 自分を欺いたとしても 本音だけは隠せず 夜の隙間で膿んでいく 僕だって 君だって 変われる場所を探してる ぶったぎれ 期待も不安も 夢も後悔も 混ざり合う 縛ってる そのルールごと 壊せるなら 少しは呼吸できるだろう 腐った声に 飲まれそうでも真実はある ぶったぎれ 「こうあるべき」を壊すために 仮面の裏で泣いて 仮面のままで笑って 何度同じ夜を越えても 偽りだけが積もっていく ならいっそ全部 ゼロに戻してしまえよ 心が叫ぶ方へ ぶったぎれ 未来も過去も 抱えた痛みも 丸ごと全部 赦したって 戻らないなら 削ぎ落として ここからまた始めればいい 腐った死へ 向かう途中で選ぶ道が 君の手で 変わるのなら迷わずに ぶったぎれ 間違いだとそう思うなら ぶったぎれ 今すぐ全部 ぶったぎれ
