頬を伝う 澄んだ空気が 少しだけ寂しい 私はまだ 過ぎていく日々に 取り残されたままだから 息継ぎができなくて 思い出に溺れている 溢れそうな欲ばかり 増えてゆくの 叶わないことなんてさ 分かってるよ 触れていた 指先と 君の眼差しが優しくて 溶けてゆく 感情は 胸の奥底に閉じ込めておくから 行き場の無い 気持ちばかりで 手探りな毎日 知らないふり 繰り返してさ 迷子のまま壊れてゆく なにが正しいかなんて 誰も教えてくれない なにもできない無力さに 嫌気がさす 深い闇夜が私を 掴んで離さない 触れていた 指先と 君の眼差しが悲しくて 溶けてゆく 感情は 胸の奥底に閉じ込めた 滲んでく 愛しさを なにも無かったあの日のように 忘れていく 忘れていく 忘れていく