塞いだ 海のなかで聴いた 沈んだ 暗い深い遥か 繋いだ 冷たいまにまから 探した 悲しい僕らの鳴き声 (鳴き声) 探した 理由だけ隠して 揺らいだ そんな顔するから 壊れた 欲だらけの構想 話した 夜が更ける間に 曖昧にして 懐かしい匂いが 味気ない僕らを包みたい と言えないように 還して 新しい季節が 何気ない景色を映した もう見えるわけがない ついてくる月が いつのまにか消えた ぜんぶ海になった 今だけは言えそう モノクロに褪せた かじかんだ記憶は いつも狂わせる 視界が夜更けにとろける ありえない 見つけた脱け殻から 沈む断片があなたの指先に 曖昧にして 懐かしい匂いが 味気ない僕らを包みたい と言えないように 還して 新しい季節が 何気ない景色を映した もう見えるわけがない また海のどこかで