そういえばずっと忘れてた映画のさ 場面のようにさ思い出した 真夏の真夜中の真ん中に 浮かぶ悔しさを あの娘は風のように消えてった 僕は夕闇に足を取られ 胸の中で錆びた言葉を 掻き鳴らしてる さよなら青春のメリー 僕の好きだったメリー さよならつぶれたポークパイ 答えは無いけど いつも聴いてたのさジョンルーリー そしてビールと真昼の逃避行 サックスの音色に世界がさ 消える夢を見た フラフラの足で降りるのさ 午前6時過ぎの始発駅 最後の角を曲がる頃に胸が壊れるよ さよなら青春のメリー 僕の好きだったメリー さよならさ擦れたクリーパース オレンジ色の空 強く弾いたはずのギターは たいして響かぬまま途切れた 錆びた6弦が鳴らない事は わかっていたけれど さよなら青春のメリー 僕の好きだったメリー さよならねじれた純粋と こぼれた発泡酒 さよなら青春のメリー 僕の好きだったメリー さよなら乾いた花束が 綺麗に散ってゆく