でたらめギターを鳴らしてたんだよ まるでグラスを叩き割るみたいに 8月の夜に覚えた歌の歌詞は もう忘れたけれど ちょうどリキュールの泡のようにさ 不確かな日々が朝に溶けてゆく 君に言おうとした言葉もついにさ 言えないまま夜が明けて消えた ああ胸が痛い メロディーを刺した心臓が泣いて 朝焼けの空に破裂したんだよ ボロい自転車と割れたビール瓶 みたいなハートを走らせ 橋を渡ったら坂を行くんだよ 手紙を閉じたら前を向くんだよ 噛み飽きたガムをほら捨てるんだよ 雨が止んだら傘をたたむんだよ ほら顔を上げて 青い風に吹かれて 僕等ずっと泣いていた でたらめギターを鳴らしてたんだよ はじけるソーダの夢を見ながらさ ボロい自転車と割れたビール瓶 みたいにハートを震わせ 橋を渡ったら坂を行くんだよ 手紙を閉じたら前を向くんだよ 噛み飽きたガムをほら捨てるんだよ 雨は止んだよドアを開けるんだよ さあクツを履いて 青い風に吹かれて長い坂を歩いてく