ひとりで生きていくことが当たり 前と思っていた日々 生まれ落ちた日から終わりはすぐ 隣に在った 思いを重ねてしまうから 何を見ても苦しいままで すべて捨ててしまえば解き 放たれると知っているのに 祈るようにして綴っていたのは 甘やかな音と鋭い言葉 胸を締め付ける 孤独との向き合い方を誰か教えて 嘘ばかり固めて逃げられたのならば きっとずっと楽だったでしょう 憎むこともできず 忘れることさえできないままで 閉ざすばかりで泣き続けた 私に訪れた光があなただった あなたと生きる世界は前よりずっと 優しく見えた ハリボテの天使像を外して泣ける 場所を見つけた 空に浮かべたのは鈍く痛む過去と 楔に変わった鋭い涙 もう戻れないあの日々もこの手で 掬い風に放そう 傷つき続けても人を求めたこと きっといつか忘れてゆくの それでも構わない 溶け合う心はここに在るから あなたがくれた慈しみが優しく降り 積もって私の道を照らす 才能なんて輝いた言葉で飾れるほど カミサマに好かれちゃいなかった 頬を流れる涙を 拭えずともここに立てるのは あなたと出逢い生きてゆく日々が 愛しいから 嘘ばかり固めて逃げられたのならば きっとずっと楽だったでしょう 憎むこともできず 忘れることさえできないままで 閉ざすばかりで泣き続けた 私に訪れた光があなただった この愛を抱きしめ歩いて行く