雨上がり 湿った匂いの中 目を覚まし 濡れた頬に気づく ゆらゆらと頼りなく揺れる体 そして思い出すの ここは海の上だ 分かってた 帰る場所なんて無いこと だって自分で退路を断ってきたから どうしようもなく不安に押し 潰されそうな時 背中を 押してくれたあなたの手の温もりが 凪いだ心を包み込んで 私に力をくれる あなたがくれた船で進んできたの 向こう岸はまだ遠いけど 見上げれば暗い空にひとつ輝く ポラリス 大丈夫よ もう迷わない あなたがくれた船で進んできたの 向こう岸はまだ遠いけど 見上げれば暗い空にひとつ輝く ポラリス 大丈夫よ もう迷わない