淡く滲む景色(せかい)の中 まるで私ひとりきりみたい 冷えてく体を引きずって 今 心はからっぽ 失う覚悟だなんてあるわけがなかっ た ふたりで花を飾る毎日が 幸せだったのは私だけ? 洗い流して私の弱さ 霧雨に姿を隠して 溶けゆく 梅雨時の花のように 人の愛など移ろいゆくもの 知っていたわ 忘れていただけ 誰かに溺れることの愚かさも 優しい声もあたたかい手も 触れる唇の濡れかたも全部 記憶に色濃く染みついて 瞼の裏のあなたの残像 霞み消える日はくるのかな 留めておきたい想いと共に 洗い流して私の弱さ 霧雨に姿を隠して 溶けゆく 梅雨時の花のように 人の愛など移ろいゆくもの 知っていたわ 忘れていただけ 誰かに溺れることの愚かさも